相山武靖氏は、日本有数の名門ゴルフコース「横浜カントリークラブ」のオーナーで、理事長(横浜国際ゴルフ倶楽部の社長)を務める。
また、自動車用オイルメーカー「日興産業」の社長であり、大株主。さらに、工業用潤滑油の卸売業者「エヌ・エスルブリカンツ」の社長でもある。起業家・相山武夫氏の孫で後継者。2010年代半ばの横浜カントリーのコース改修を指揮した。
経営する会社一覧
相山氏が経営する会社は以下の通り。
会社名 | 業種 | 設立年 | 説明 |
---|---|---|---|
(株)横浜国際ゴルフ倶楽部 (横浜カントリークラブ) |
ゴルフ場 | 1958年 | 説明↓ |
YOKOHAMA SPORTS COMPLEX(株) (旧:横浜スポーツマンクラブ=2020年12月に社名変更) |
スポーツ施設 | 1972年 | 説明↓ |
日興産業(株) | オイル製造 | 1946年 | 説明↓ |
NIKKO OIL PRODUCTS(株) (日興産業の子会社) |
オイル販売 | 1967年 | 説明↓ |
エヌ・エスルブリカンツ(株) (昭和シェル石油の一部事業を受け継いだ) |
工業用潤滑油の卸売 | 1999年 | 説明↓ |
オーブス(株) | 投資・資産管理 | 2000年 | 説明↓ |
オーブスインベストメンツ(株) | 飲食業 | 2012年 | 説明↓ |
■ 名門ゴルフ場「横浜カントリークラブ」
相山武靖氏が社長を務める横浜カントリークラブは、1978年と2018年に日本オープンの会場となるなど、ビッグトーナメントを開催してきた名門ゴルフ場である。
起業家兼ゴルフコース設計家・相山武夫氏(祖父)
相山氏は、祖父である相山武夫氏が2000年3月6日に死去した後、経営を受け継いだ。
故・相山武夫氏は、昭和から平成にかけて活躍した起業家・事業家である。様々な業種の企業を立ち上げた。また、ゴルフコース設計者としても多くの実績を残した。横浜CCなど多数のゴルフ場を手掛け、日本におけるコース設計の草分け的な存在となった。
後継者
相山武靖氏は、そんな武夫氏の後継者である。30代前半に各種の事業を受け継いだ。このうち故・武夫氏が戦時中に立ち上げ、相山一族の事業の源流となった潤滑油メーカー「日興産業」には、2003年6月19日に社長に就任した。
実績
相山武靖氏が手掛けたプロジェクトとしてゴルフ業界で有名なのが、横浜カントリークラブ西コースの大規模改修だ。
2014年8月に着工し、2016年9月に完了した。総工費は29億円にのぼったと言われる。
改修後の2018年、新しくなった西コースにおいて「第83回日本オープン」(稲森佑貴優勝)が開催された。
世界のゴルフコースの投票ランキングでトップ100に入り、2021年開催の東京五輪でも第二候補の会場として選ばれるなど、名門ゴルフ場としての復活を遂げた。
■人物概要
相山氏の人物の概要は以下の通り。
氏名 | 相山武靖(あいやま・たけやす) |
---|---|
生年月日 | 1970年(昭和45年)11月9日 |
年齢 | 51歳 |
職業 | 会社経営者 |
業種 | ゴルフ場・スポーツ施設運営、石油製品の製造 |
出身地 | 東京都 |
趣味 | ゴルフ |
社長就任 | 2003年6月19日(日興産業) |
先代 | 相山武夫 (祖父) ※グループ主要企業の創業者 |
相山武靖氏が経営する企業
・横浜国際ゴルフ倶楽部↓
・YOKOHAMA SPORTS COMPLEX↓
・日興産業↓
・NIKKO OIL PRODUCTS↓
・エヌ・エスルブリカンツ↓
・オーブス↓
会社名 | 株式会社横浜国際ゴルフ倶楽部 |
---|---|
事業 | ゴルフ場(横浜カントリークラブ) |
株主 | 相山武靖ほか |
設立年 | 1958年11月 |
HP | 会社概要→ |
本社 | 横浜・保土ヶ谷区 |
説明 |
名門ゴルフコース。 東京と横浜を結ぶ第3京浜道路から横浜新道に入って約6キロメートル。大都市に近い“緑のオアシス”を形成している。 東西36ホールを持つ人気の丘陵コース。 2000年代の初頭、東コースのベント・ワングリーン化の改造を佐藤謙太郎氏の設計で行った。 日本オープンを2回開催している(1978年、2018年)。 1978年大会では、スペインのセベ・バレステロスとオーストラリアのグラハム・マーシュとのプレーオフとなった。セベが1977年に続いて2連勝を飾った。 開場:1960年 コース設計:相山武夫&竹村秀夫 アクセス:横浜新道・今井ICから1キロ。JR東戸塚駅からバスあり。 |
動画 | <ゴルフ場紹介> |
会社名 | YOKOHAMA SPORTS COMPLEX株式会社
(旧:横浜スポーツマンクラブ=2020年12月に社名変更) ※2021年12月に(株)伊豆下田カントリークラブを吸収合併 |
---|---|
事業 | スポーツ施設運営
※ゴルフ練習場、サッカーグラウンド、テニスコート、テニスクラブ、洗車場、ゴルフ場「伊豆下田カントリークラブ」など |
株主 | 横浜国際ゴルフ倶楽部(100%) |
設立年 | 1972年4月 |
HP |
公式サイト→
静岡・伊豆下田CCの公式サイト→ |
本社 | 横浜・保土ヶ谷区 |
動画 |
<ノンブラシ洗車場>
<サッカーグラウンド> <静岡・伊豆下田CC> |
トピック |
静岡県の南伊豆町入間のゴルフ場「伊豆下田カントリークラブ(CC)」は2021年7月、地元の静岡県南伊豆町と、「地方創生にかかわる包括連携協定」を結んだ。 協定の内容は以下の2つ。 (1)サテライトオフィスの誘致 (2)ワーケーションの利用促進 協定の締結を受けて、役場と協力しながら、南伊豆町の関係人口の増加を目指すことになった。 それによって、地域の活性化を図ることを狙った。 南伊豆町は2021年度、テレワーク環境整備に取り組んだ。 休暇先で働く「ワーケーション」の利用促進を図るためだ。 国の「地方創生テレワーク交付金」を活用した。 サテライトオフィスの誘致も行った。 テレワーク環境を整備する施設の1つとして、伊豆下田カントリークラブが選ばれた。 岡部克仁・南伊豆町長ら町役場は、テレワーク環境としての魅力ある施設だと判断した。 伊豆下田カントリークラブに協力を依頼し、快諾を得た。 「地方創生にかかわる包括連携協定」の調印式がオンラインで行われた。 岡部町長が、南伊豆町役場で協定書に調印した。 「町のため今後とも末永く連携していただけるようお願いしたい」とあいさつした。 相山武靖社長は「たくさん人に利用してもらえるよう、この事業を進めていく」と話した。 南伊豆町のテレワーク環境整備事業の対象としては、伊豆下田カントリー以外にも以下の2か所の施設が選ばれた。 (1)南伊豆町が東京都杉並区から借り受けている「旧杉並区職員宿舎」 (2)公募により決まった「石花海別邸かぎや」 |
会社名 | 日興産業株式会社 |
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事業 | 自動車エンジンオイル製造 工業用潤滑油製造 |
株主 | オーブス(100%保有) |
社長就任年 | 2003年6月19日 |
創業 | 1939年 |
設立年 | 1946年4月 |
HP | 公式サイト→ |
本社 | 東京・丸の内「新国際ビル2階」 |
会社名 | NIKKO OIL PRODUCTS株式会社 |
---|---|
株主 | 日興産業の子会社 |
事業 | オイル販売 |
設立年 | 1967年 |
HP |
公式サイト→
旧公式ドメイン:nkop.jp |
本社 | 東京・丸の内「新国際ビル2階」 |
会社名 | エヌ・エス ルブリカンツ株式会社 |
---|---|
事業 | 親会社の日興産業が製造する工業用石油製品の卸売を手掛ける。
※日興産業と昭和シェル石油が設立母体。両社の工業用潤滑油(金属加工油など)の販売事業を統合する形で、新会社として発足した。 |
株主 | 日興産業(83.3%) シェル・ルブリカンツジャパン(16.7%) |
社長就任年 | 2005年3月29日 |
設立年 | 1999年2月 |
HP |
公式サイト→
旧公式ドメイン:nslube.com |
本社 | 東京・丸の内「新国際ビル2階」 |
会社名 | オーブス株式会社 |
---|---|
事業 | 投資運用・資産管理会社、経営コンサルティング |
株主 | 相山武靖(40%),オーブスプロパティーズ(20%) |
社長就任年 | 2001年11月27日 |
設立年 | 2000年12月 |
HP | 旧公式ドメイン:orbs.jp |
会社名 | オーブスインベストメンツ株式会社 |
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事業 | 飲食業 |
設立年 | 2012年9月 |
本社 | 東京・丸の内「新国際ビル2階」 |