(2007年11月に終了した特別例会の報告です。このイベントへのお申込はできません)
「北海道に宇宙ビジネスを起こす!」
(株)植松電機は車載電源による超軽量マグネットで、全国シェア9割を有する企業です。
2004年、北海道大学が実用ハイブリットロケットを開発するも資金難で頓挫しかけた時、協力を申し出ます。町工場の知恵と技術を加えた産学連携の力で、打ち上げ実験は成功。
2005年には敷地内に高さ55mの無重力実験施設を建設し、
2006年には純北海道製の小型人工衛星を宇宙に投入することにも成功しました。
「北海道に宇宙ビジネスを起こす!」。
社員と共に追う宇宙への夢は、地域の子どもたちの胸にも広がっています。
本当の技術とは、98%の失敗の延長線です。
「成功」「失敗」論議が、日本の技術開発や宇宙開発を阻害してきたのです。
みんなで、「なにが成果だったの?」「何が得られたの?」を喜び合うようになれば、もっともっと、みんなが優しくなれて、人の心は豊かになるでしょう。
カムイロケットの成果は、見学に来てくれた子ども達です。この子ども達を連れてきてくれた親御さん達です。 この人たちが、10年後のカムイを支えます。宇宙開発を支えます。
僕らが10年頑張ったってしょうがないんです。この10年の間に、沢山の仲間を増やしていかなければいけないのです。だから、応援してくれる人がいること自体が、大きな成果なのです。あらゆるビジネスの目的は、人を育てることなのです。
-植松 努さんより-
植松努氏
株式会社植松電機 専務取締役株式会社カムイスペースワークス 代表取締役
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1966年 | 北海道芦別市に生まれる。 |
| 1989年 | 北見工大応用機械工学科卒業後、菱友計算(株)航空宇宙統括部に入社。 |
| 1994年5月 | 同社を退社し、植松電機入社。 |
| 1998年 | コンクリートリサイクルに関する特許を取得。 |
| 1999年 | 株式会社法人へ改組とともに現職。 |
| 2000年8月 | 同社赤平工場を建設し、同所へ本社を移転。 |
| 2006年12月 | 株式会社カムイスペースワークス(略称:CSW)を設立し、代表取締役に就任。 |
| 2006年2月 | NHK 「ビジネス未来人」 北の町工場 宇宙を目指す |
| 2007年9月 | 日本テレビ ドキュメント'07「宇宙に1番近い町工場~ロケット職人の夢」 |
主催者からのメッセージ
今回は3協議会をまたいでの3支部合同例会という形になり、参加申し込みも 100名を超える大例会となりました。植松努さんを講師にお招きしたいという
私の思いがこのような形となりましたことは、まさしく、合同例会のタイトルの 「思い描くことができれば、それは実現する」そのものでした。
植松努さんは、「社員」の皆さんを「仲間」といっています。
「僕の思いを支えてくれる、心から信頼できる、かけがえのない仲間です。僕の思いを支えることが、結果的に自分たちの喜びに、たまたまなっている、すばらしい仲間です。ともに戦うのは、仲間です。そういう仲間は、最後の一人になっても戦うでしょう。命じられて戦うのは、手下です。指揮者がやられたら逃げ出すでしょう。
僕の目指すものは、僕一代でできないかもしれないと思っています。だから、僕の指示でしか動けないような手下など、無意味なのです。僕がいなくなってからでも、自ら動き発展する仲間が必要なのです。
僕は、彼らのためになら、できる限りのことを尽くせます。それくらいしか、お礼のしようもありませんし・・・。」
私は植松さんの心には「神」が宿っていると思います。この言葉のひとつひとつが、私の心に染み渡ります。
今度は、真っ青は北海道の空の下で、ちょっぴり照れたあの笑顔とお会いしたいと思います。
植松努さん、翌日は北海道で10時から講演が控えている中を、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
北支部の皆さん、品川支部の皆さん、新宿支部の皆さん、そして講演会に御参加くださった皆さん、素晴らしい例会となりましたのは、御協力、御参加いただいた皆さんのおかげです。
心より、全ての皆様にお礼申し上げます。